白井文さんの講演「和歌山の未来に女性の力を活(い)かす 市長を二期務めた経験から」が6月3日、和歌山ビッグ愛(和歌山市手平2)で開催される。主催は和歌山県と和歌山市。
白井さんは、航空会社で客室乗務員として11年間勤務し、人材育成会社を起業。1993(平成5)年から尼崎市議会議員を2期務めた。2002(平成14)年12月から尼崎市長を2期務め、全国最年少の女性市長になった。
内閣府は、1999年(平成11)年6月23日施行の「男女共同参画社会基本法」推進期間として、6月23日~29日の1週間を「男女共同参画週間」と定めている。県は2010(平成22)年から同期間に男女共同参画週間特別公開セミナーを開いている。
県男女共同参画センター「りぃぶる」所長の高岡雄嗣さんは「白井さんには、女性が政治に参加することで起こる変化や含まれる視点など、実際の経験から感じたことをお話しいただく。世界経済フォーラム(WEF)発表の2022年度版日本のジェンダーギャップ指数では、政治が139位と低い。市議と市長を務めたリアルな体験談を聞くことで、女性と政治の関係についての認識が変化すれば。女性と政治の距離が遠いと感じる人や行政と接点がない人など、たくさんの人に参加してほしい」と呼びかける。
開催時間は13時30分~15時10分。参加無料。定員は200人(申し込み先着順)。1歳~小学2年生までの一時保育の申込みは、5月23日まで受け付ける。