和歌山城公園動物園(和歌山市一番丁)の「水禽(すいきん)園」で5月25日、水鳥の展示が再開された。
約半年ぶりに和歌山城公園動物園の「水禽園」に戻ったオシドリやカモ
展示を再開した鳥は、アヒル、オシドリ、コブハクチョウ、カルガモなど、12種29羽。同園では2022年11月、和歌山県内の別施設で死んだアヒルから高病原性鳥インフルエンザが発見されたため、11月12日から水鳥をバックヤードに移し、展示を休止していた。4月20日以降、国内では鳥インフルエンザ発生が報告されておらず、環境省の感染警戒レベルも平常まで下がったため、展示を再開した。
水禽園は1970(昭和45)年、動物園西側に設置した水鳥展示施設。日本庭園風の作りで、中央に476平方メートルの大きな池がある。現在、水鳥のほか、タンチョウヅルやフラミンゴなど合わせ33種54羽の鳥類を飼育している。
和歌山城整備企画課の西口江里香さんは「鳥はようやく元の場所に戻れて安心したようで、気持ちよさそうに泳いでいる。餌もしっかり食べ、元気に過ごしている」と話す。「約半年ぶりの展示再開なので、ぜひ見に来てほしい」とも。
開園時間は9時~17時。火曜休園。入園無料。