ホタル観賞会が6月5日、紀の川市の重谷(じゅうたに)川沿いの那賀地区江川中(えかわなか)で始まった。運営は「江川中ホタルを守る会」。
江川中ホタルを守る会は1993(平成5)年に発足。同観賞会では、観賞地近隣4区から集まる住民が協力し、川周辺の整備や駐車場の管理を行っている。今年は4年ぶり開催となる。
同川は、紀ノ川の支流。ゲンジボタルとヘイケボタルが自生している。散策路は、畑に囲まれた400メートルほどの川沿い。道路が整備され、ホタルの生態を解説するパネルや休憩用ベンチ、トイレを用意する。
西谷泰彦会長は「開催直前の大雨で心配だったが、無事にホタルが飛んでいるので安心した。少し蒸し暑いと感じる気温20度くらいが見頃。普段は地元の散歩コースとして親しまれ、秋はヒガンバナが咲き、四季を通して美しい場所。幻想的な風景を楽しんでほしい」と笑顔を見せる。
開催時間は19時30分~21時。6月16日まで。