和歌山城公園動物園(和歌山市一番丁)が飼育するフンボルトペンギンのひなの名前が6月9日、「ハル」に決まった。
同園は5月20日から6月4日まで、園内に設置した投票箱とインターネットで名前を募集。1062通の応募があり、ハルが最も多い32票を集めた。次点は30票の「ワカ」。和歌山城整備企画課の西口江里香さんによると、「シャカ」「ウエサマ」「ヨツバ」「ミライ」などさまざまな案も寄せられたという。
ハルは4月8日、2020年にみさき公園から受け入れた雄「ハツ」と雌「ココ」の間に誕生。出生時の体重は114グラム。6月8日現在、体長40センチ、体重2.8キロまで成長した。最近は小アジを食べる練習に励み、一度に5匹ほど食べられるようになったという。
「北は北海道から南は沖縄まで想像以上にたくさんの応募があり、うれしかった。皆さんの個性豊かな名前案にほっこりした」と西口さん。同課の柳雄介さんは「現在のハルは成鳥になる前の独特の模様や羽の生え方などが見られる時期。今は環境に慣れる練習中で、ときどき姿を見せるので足を運んでほしい」とも。
開園時間は9時~17時。火曜休園。