古座川町のユズ果汁を使った「はちみつゆずチューハイ」が現在、「オークワ」(和歌山市中島)のスーパー146店舗で数量限定販売されている。
「古座川ゆず平井の里」とコラボレーションした「はちみつゆずチューハイ」
同社とゆかりのある生産者が作る果物を使ったチューハイシリーズの第2弾。第1弾は昨年12月に販売したレモンチューハイとリンゴチューハイ。同商品は、ユズ果汁2%、甘み付けに蜂蜜を使い、香料・甘味料を使わず、仕上げた。
パッケージ裏面で農事組合法人「古座川ゆず平井の里」(古座川町平井)を紹介。古座川町七川地域は1965(昭和40)年ごろからユズ生産が盛んになった。1983(昭和58)年、平井川沿いの平井地区にユズ加工工場を建設。2004(平成16)年、62人が農事組合法人を設立した。生産、加工、ネット販売、情報発信など、ブランド化に取り組んでいる。
オークワ食品事業部の酒バイヤー下前亮太さんは「夏にぴったりのスッキリした味わいに仕上がった。売れ行き好調で手応えを感じている」と話す。「古座川町は住民の80%以上が65歳以上で高齢化が深刻だが、ユズ製品の販路拡大や若者の定住促進に取り組んでいる。地域活性化や持続可能な地域継承に取り組む『古座川ゆず平井の里』のストーリーに引かれた。これからも魅力ある生産者とコラボレーションしていきたい」とも。
価格は350ミリリットル120円前後。出荷数量は3000ケース(7万2000本)。同社の系列店「オークワ」「プライスカット」「パレマルシェ」などで販売する。
※販売店を修正しました(2023年7月19日10時15分)。