「JAわかやま」(和歌山市栗栖)本店周辺の畑で現在、開花したヒマワリが地域住民たちの目を楽しませている。
農地保全活動に取り組む「JAファームわかやま」(同)が農作業委託を受け、管理する畑で春作と秋冬作の間の休耕地にヒマワリを植え、JAわかやま(同)と共同管理している同畑。地域の景観作りのほか、花が終わるとトラクターで畑にすき込み、キャベツやハクサイ、ブロッコリーなどの栽培に向け「緑肥」に活用している。
今年はJAわかやま本店周辺の6カ所に時期をずらし、ヒマワリを植えた。7月から順に開花し、14日に3番目の畑のヒマワリが満開を迎えた。15日に和歌山県を縦断した台風7号の被害で全て倒伏した。
JAファームわかやまの山本敏生さんは「花が咲くとたくさんの人から反響がある。今年は夏の雨が少なく、発芽もそろわず、栽培には苦戦した。4つ目の畑はつぼみを付けたまま、台風で倒されてしまい心配したが、見事に起き上がり、8割ほどが開花した。残りの畑のヒマワリは9月に開花する」と話す。
開花したヒマワリの花はJAわかやまのSNSでも公開している。