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和歌山・北ぶらくり丁で道路空間を活用する社会実験

社会実験が行われる北ぶらくり丁商店街

社会実験が行われる北ぶらくり丁商店街

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 社会実験「KITABURA STREET PARK PROJECT(きたぶらストリートパークプロジェクト)」が10月3日、北ぶらくり丁商店街で始まる。主催は和歌山市。

トタンの一部を透明な板に変えた北ぶらくり丁のアーケード

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 新たな道路空間として、商店街の居心地を高め、活用するデザインを模索するという同社会実験。5月14日に市が開催した未来の北ぶらくり丁がテーマの講演会とワークショップで寄せられた意見を基に、憩いの空間を期間限定で設ける。実験期間中、商店街内は車両通行止めにする。

 商店街に設ける空間は、利用シーンごとに3エリア。西側には飲食ブースに出店してもらい、ベンチなどを設置する。中央付近は、アーケードのトタンの一部を透明な板に変え、光量を増やし、椅子とテーブルを設置。ノートパソコンなどを使ったビジネス利用を可能にする。東側は天井に装飾を加え、人工芝などを敷き、子どもが遊べるエリアにする。

 期間中はイベントも開催。3日=朝市「北ぶらはじめ食堂」、7日・8日=「Kisssh-Kissssssh(きしゅーきしゅー)映画祭」、8日=マーケットイベント「北ぶらリメンバーマーケット」、14日=「北ぶらストリートパークビアガーデン」など。14日・15日には、空き店舗で期間限定店が営業する「まちドリ」も開く。

 和歌山市都市建設局都市計画部都市再生課担当者の中村英人さんは「全国的に、歩くことに着目した『ウオーカブルな街』が注目されている。思い思いの時間を過ごし、未来の道の姿を体験してもらえたら」と話す。「市道の新しい活用方法をテーマにアンケートを実施する。たくさんの人に回答してもらえたら」とも。

 10月15日まで。

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