職人の仕事を体験するイベント「CRAFTSMAN(クラフトマン)」が10月7日・8日、海南ノビノス(海南市日方)近くで開催される。主催は職人の有志団体「M.F.E.O」。
「衣・食・住の職人の“粋”遣いに触れる」がコンセプトの同イベント。地域を盛り上げ、職人の仕事の魅力を伝え、不足する担い手にアプローチする。昨年の第1回には約600人が来場。イベントで使う舞台やテントなどは、和歌山工業高校の産業デザイン科、建築技術クラブの学生が制作に参加する。
「衣」は、「KAINAN BLUE HANDS PROJECT」による藍染め体験(7日13時ごろ)、「食」は、ステージで料理人がパフォーマンスを披露(8日17時ごろ)、「住」はコンテナハウスの制作の作業体験(両日)など。「JAPAN WALLS」によるライブペインティング、ダンスやイラン打弦楽器「サントゥール」の演奏会などを行う。
当日は、キッチンカーや飲食店、物販店、体験コーナーなど、延べ90店ほどが出店。飲食店は、農家カフェ「なかやまGREEN FARM」(和歌山市野崎)、ダイニングバー「meat up」(本町2)、居酒屋「和 dining えん」(北ノ新地東ノ丁)、韓国料理「マシッソヨ釜山」(松ヶ丘)、「中西農園」(海南市大野中)など。物販は、農産物「BIRDCALL FIELD」(紀の川市古和田)やセレクトショップ「OVER FLOW」(田辺市湊)など、ワークショップは養蜂農家の「西村養蜂場」(海南市大野中)、キャンプ場&カフェ「Collegare」(下津町塩津)など。
9日には、同イベントの職人らの弟子や見習いの若手が中心になり、関連イベント「Brothers」を開催。同会場で同様の催しを行う(10時~17時)。
M.F.E.O代表で外構工事会社「M2テクニカル」社長の村田隼介さんは「昨年、来場した子どもたちからは『ペンキ塗りがゲームのようで楽しい』『藍染めにまた行きたい』などの反響があった。建築業界は職人不足が続いている。イベントで、ものづくりの魅力や職人の仕事スタイルが時代に合わせて変化していることをアピールし、技術継承につなげたい。商店街の人たちもイベントを喜んでいるので、一緒に街を盛り上げたい」と話す。
開催時間は7日=11時~17時、8日=10時~20時。入場無料。