ふたご座流星群の観望会「STARPARTY in KIMINO(スターパーティー・イン・キミノ)」が12月14日と15日、紀美野町立みさと天文台で開催される。主催は紀美野町観光協会。
みさと天文台から見たふたご座流星群(2022年撮影、写真提供=紀美野町立みさと天文台)
「星ふるさと紀美野町」の認知度向上を目指し、2017(平成29)年から始まった同イベント。夏のペルセウス座流星群や冬のふたご座流星群を観測する会を合わせて5回開催してきた。2019年12月には約500人が参加した。
「街灯や建物からの明かりが少ないため、都市部から訪れる人は『こんなに空に散りばめたように星が見えるんだ』と驚き、何度も訪問する人がいる。非日常的な空間で星空に心洗われる体験を提供したい」と同町産業課主任の尾崎久味子さん。「今年はイベント前日が新月で月の影響が小さいため、特に観測条件が良い。専門家の解説で理解と興味を深め、星の世界と出合う機会にしてもらいたい」と話す。
当日は、「美里の湯かじか荘」(菅沢)を来場者駐車場として、会場のみさと天文台まで参加者をシャトルバスで送迎するパークアンドライド方式を取り入れる。会場では専門家による「流星群特別解説」やサーチライトで星を指し示して星座を観察する「星空案内」、県下最大の望遠鏡を使った天体観測などを行う。プラネタリウムスクリーンでの全天周映画「見えない宇宙に挑む」を上映するほか、双眼鏡や2024星空カレンダーを進呈する抽選会も行う。紀美野町内の「喫茶まどか」(唐揚げ、焼き餅)、かじか荘(焼きそば)、「OUTDOOR LIFEたまゆらの里」(温かい煮込み料理)、「ヤドリギ」(シフォンケーキ、焼き菓子)の4店が出店するほか、町外からもキッチンカーが出店する。
尾崎さんは「町内の一部宿泊施設では、同イベントのチケット付き宿泊プランを提供するので、宿泊してゆったり参加してほしい。心おきなく星空を楽しめるよう、暖かい服装で来てほしい」と呼びかける。
入場には前売りチケットが必要。価格は、大人(高校生以上)=3,000円、小中学生=1,500円。イープラス(ウェブサイト、アプリ、コンビニ端末)で販売する。