人口60人程の集落にある丹生神社(紀美野町長谷宮)の大イチョウが色づき始め、訪れた人々の目を楽しませている。11月1日から夜間ライトアップも始まった。
暗闇に浮かび上がる長谷丹生神社の大イチョウ(2023年11月11日撮影)
県の天然記念物に指定されている同神社の大イチョウは、樹齢600年以上で幹周り5.5メートル、高さ約22メートル。地域の名所として親しまれ、県内外から見物客が訪れる。夏と秋に祭りを行い、秋の「イチョウ祭り」は、子どもみこしや餅まき、花火などでにぎわう
11月11日、海南市から訪れた男性は「雨上がりの晴天でちょうどきれいに見られた」と笑顔を見せる。ライトアップを手がける地域団体「U as:-ユアズ -」の南武志さんは「当団体は、誰でも帰って来られる皆のふるさと作りに取り組んでいる。大イチョウのライトアップは観光名所を目指し、昨年から始めた。今年の見頃は、例年通り来週末ごろまで」と話す。
ライトアップ時間は17時~22時。11月30日まで。