和歌山城敷地内にある和歌山公園動物園(和歌山市一番丁)で10月19日、「市民ZOOフェスティバル2014」が開かれる。主催は市民ボランティア団体「わかやまフレンZOOガイド」と「動物教材研究所pocket」。
市民ボランティアや動物園を管理する和歌山市整備企画課などが協力して開く同フェスは今年で7回目。
目玉企画は「動物ガイド」。同団体の小学生ガイドを中心に、さまざまな動物の前でその特徴や個性を解説するほか、春に毛刈りしたヒツジの毛を使ったワークショップ、カモメの仲間で鳴き声がネコに似ていると言われるウミネコとキジの仲間のギンケイの名前投票、動物の耳やしっぽをつけて遊ぶ「動物なりきりコーナー」も展開する。
飼育員による特別展示では、ツキノワグマのベニーの寝室を初公開する。「昨年は空いていたサルの園舎を公開したので、今年は実際に動物がいる園舎を見てもらいたい」と話す飼育員の前嶋弘樹さん。「ベニーちゃんがいつも冬眠する部屋を見るとともに、大型動物ならではの工夫がされた部屋の構造にも注目してもらえれば」とも。
わかやまフレンZOOガイドの三浦寿子さんは「いろんな方の協力を得て、今年も開催にこぎつけることができた。もっと動物園にいる動物たちの魅力をみんなで一緒に発見したい」と話す。
同日、和歌山城では竹灯籠(とうろう)を並べるキャンドルイルミネーションイベント「竹燈夜」も開く。合わせて18時から、童話園と水禽園の間通路でも「動物園 DE 竹燈夜」を行う(20時まで)。
開催時間は13時~16時30分。入園無料。