トークイベント「過疎地でのこれからを考える~なぜ山の中でシェアハウスをするのか?」が3月2日、旧「田島うるし工場」(海南市船尾)で開催される。主催は古書店「OLD FACTORY BOOKS(オールドファクトリーブックス)」(同)。
シェアハウス「シェアードレジデンスフラッグ」に新たにできた宿泊棟
紀美野町のシェアハウス「Shared Residence Flag(シェアードレジデンスフラッグ)」の館主で片桐翔太さんをスピーカーに迎え、過疎地で新たなコミュニティーを生み出そうと取り組む活動と今後の展望を聞く。
片桐さんは大阪府出身で、2020年に夫婦で紀美野町に移住。古民家リノベーション事業を手がける「KATAKOTO CRAFTS(カタコトクラフツ)」を起業・経営する傍ら、2022年11月、同シェアハウスをオープンした。
取り組んでいる活動について、片桐さんは「自然と共生する里山での暮らしを未来に残したい、地域の活気を取り戻したい。コミュニティーを再構築する旗振り役という意味を込め、シェアハウスの名前は『フラッグ(旗)』にした。仕事・エネルギー・食などを地域内で循環できる自立したコミュニティーを目指したい。新たな取り組みとして、宿泊棟、露天風呂とサウナエリアを作った」と話す。今後の展望については、「キッチン棟を作って地域に開放したり、畑と公園を兼ね備えたファームパークを作ったりする構想があり、そのためのクラウドファンディングにも取り組んでいる。一人でも多くの人にアイデアを知ってもらい、仲間を増やしたい」と意欲を見せる。
開催時間は14時~16時。参加無料。