和歌山城公園動物園(和歌山市一番丁)内の水鳥展示区画「水禽(すいきん)園」の公開が6月6日、再開された。
同園では2023年11月21日から、鳥インフルエンザ対策のために池の水を抜き、水鳥をバックヤードに移して同区画を閉鎖。4月30日以降、国内で鳥インフルエンザ発生の報告がなく環境省の感染警戒レベルも通常まで下がったことから、公開を再開した。
水禽園は1970(昭和45)年、動物園西側に開設した水鳥展示区画。中央に476平方メートルの池がある。現在はアヒルやバリケン、カルガモ、ガチョウ、フラミンゴなどの水鳥やタンチョウヅルなど、19種50羽を飼育している。
和歌山城整備企画課の西口江里香さんは「約半年ぶりに池に戻った鳥たちはうれしそうに泳いで元気に過ごしている。年々、水鳥の隔離期間が長くなっているが、なんとか出してやれてよかった」と話す。「水鳥たちは15時ごろにバックヤードに戻っていく。鳥たちが列を成して帰っていく姿がかわいいのでぜひ見に来てもらえたら」とも。
開園時間は9時~17時。火曜休園。入園無料。