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田辺に新設の私立小中学校でオープンスクール 教育テーマにシンポジウムも

「うつほの杜学園(仮称)」オープンスクールのチラシを手にする仙石さん

「うつほの杜学園(仮称)」オープンスクールのチラシを手にする仙石さん

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 「うつほの杜学園設立準備会」(田辺市中辺路町川合)が6月29日~30日、旧田辺市立二川小学校(同)でオープンスクールとシンポジウムを開催する。

「うつほの杜学園(仮称)」設置予定地の旧田辺市立二川小学校校舎

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 2025年4月に私立小中学校「うつほの杜学園(仮称)」の開設を目指す同団体。同校は日本の小中学校の義務教育に加え、グローバルな視野とローカルなアイデンティティーを兼ね備えた子どもたちの育成を目指す「グローカル教育」を実践するという。

 当日の体験授業は、同校の教員が動物・自然とのふれあいや世界の文化を学ぶプログラムを用意。教科横断的なカリキュラムで主体的な学びへと導くプロジェクト型授業を行うという。

 シンポジウムは、ゲストと同校関係者が教育をテーマに話す。29日は、「ウェルビーイング×教育のみらい」をテーマに日本ウェルビーイング推進協議会代表理事の島田由香さんを迎えるほか、真砂充敏田辺市長を招き、「中辺路を熊野の聖地へ~まちづくり構想」と題し、対談する。30日は、「熊野×教育の可能性と紀南の教育のみらい」と題し、南方熊楠顕彰館学術研究員の土永知子さんや地質研究家の中屋志津男さんなど、有識者を交えたディスカッションを行う。

 仙石恭子代表理事は「大学入試の多様化を始め、教育は大きな転換期を迎えている。テストのための勉強ではなく、未来を生き抜く力を育む学びへの転換が求められている」と話す。「世界とつながる開かれた学校として、子どもたちが地域と世界の架け橋となる教育を実践したい」と意気込む。

 開催時間は、オープンスクール=10時30分~14時20分、シンポジウム=(29日)13時30分~15時50分、(30日)13時30分~14時20分。参加無料。

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