海南市が「令和6年全国広報コンクール」の組み写真部門3位になり、6月21日、表彰された。
1964(昭和39)年から、公益社団法人日本広報協会が地方自治体などの広報活動の向上を目的に、広報誌やウェブサイト、写真、映像、企画などを10部門で審査し、自治体などを表彰する同コンクール。今年は全部門で438点の応募があった。海南市の市報「広報かいなん」2023年11月号表紙の組み写真が、和歌山県広報コンクールで1位になり、全国コンクールでも3位になった。
受賞作は、市内を走る国道370号線沿いや県道和歌山野上線沿い、亀池公園、健康ロードで撮影した写真を組んだもの。シティプロモーション課の岡原良太さんが撮影と編集を行った。審査員からは「日常のささやかな一こまがドラマチックな雰囲気をまとっている」「一点ごとのクオリティーが高く細かなところまで洗練されている」と評価された。
広報誌を担当する同課によれば、2020年から徐々に、見やすさと分かりやすさを重視し、フォントの変更やデザインの刷新に取り組んでいるという。今後も市民の関心が高いテーマを取り上げながら、季節感のある特集や地元の魅力を伝える記事作りに力を入れていく。
岡原さんは「全国の各受賞作品は、どれも工夫があり見やすい。雑誌のように気軽に手に取り、読んでもらえる広報誌を作りたい。より質の高い広報誌を市民に届け、ふるさと愛を醸成していけるよう、励みたい」と意気込む。
受賞した組み写真が表紙の広報誌は海南市のウェブサイトで公開する。