折り紙作家OrigaMiho(オリガミホ)さんの個展「世界の伝統衣装おりがみ展」が7月13日、湯浅町重要伝統的建造物群保存地区の「北町ふれあいギャラリー」(湯浅町湯浅)で始まる。
オリガミホさんは兵庫県出身のデザイナーで、2020年3月に夫の郷里の湯浅町に移住。コロナ禍に親子で折り紙を楽しむようになったことがきっかけで折り紙作家として活動を始めた。2023年3月にユーチューブチャンネルを開設し、国内外へ折り紙の折り方の動画を配信。同7月に初の個展「和歌山おりがみ人形展」を開き、今年2月には和歌山国際交流センター・インターナショナルカフェで折り紙講座の講師を務めた。
今回の個展は、折り紙を通した国際的な交流から、世界の文化を紹介したいと企画した。世界の伝統衣装に使われる模様や柄を調べて作ったオリジナル折り紙を使い、着物をはじめ東南アジアの伝統衣装「ケバヤ」や南アジアの伝統衣装「サリー」、ネーティブアメリカンの伝統衣装「バックスキンのドレス」などの作品20~30点を展示する。
オリガミホさんは「製作の過程で、和歌山在住の外国人や留学生、現地の友人などからアドバイスをもらったことで、文化の捉え方などさまざまな話ができて自分の世界が広がった」と話す。「折り紙という身近な表現をきっかけに、子どもたちが世界に興味を持ってくれたら。湯浅町にも海外からのお客さんが増えているので、見てもらって交流が生まれたらうれしい」とも。
開催時間は9時~17時。水曜休館。8月20日まで