「JAファームわかやま」(和歌山市栗栖)が周辺の休耕地で栽培するヒマワリが現在、満開を迎えている。
同社は2016(平成28)年から、管理する休耕地で「JAわかやま」(同)とヒマワリを栽培している。地域住民や通行人に花を楽しんでもらうほか、枯れた花は土へすき込み、緑肥にし、ブロッコリーやキャベツ、白菜などを栽培する。取り組みを行っている畑には「JAわかやま ひまわり畑」の看板を設置している。
JAわかやま広報担当者の宮本貴夫さんによれば、今年は6カ所を合わせると前年比約1.5倍になる41アールに、草丈が低く開花が早いヒマワリ「ジュニアスマイル」の種約7万6700粒をまいたという。畑ごとに開花をずらすため、まく時期もずらした。
宮本さんは「毎年季節になると、近所の人から開花場所の問い合わせがあり、楽しみにしてもらっている。開花予報は『JAわかやま』のインスタグラムで発信する。今年は満開までが1週間ほど早く、暑さもあって一斉に成長し始めた。次は高積中学校の近くが咲く。長く楽しんでもらえたら」と話す。