「いわで夏まつり」が8月31日、紀の川河川敷の大宮緑地総合運動公園(岩出市西野)で開催される。
過去の「いわで夏まつり」で打ち上げられた花火(写真提供=岩出市)
県外に出た人にもふるさとを思い出して帰省してもらうことや市民のコミュニケーションの場として、1995(平成7)年に旧岩出町で始まり、毎年約4万5000人が来場する夏の恒例行事。コロナ禍で中断していたが昨年は4年ぶりに開催した。
観光協会や商工会、消防団、PTA連合会など、同市内25団体や市民が実行委員会を結成し、運営する。当日は「岩出おどり」、根来鉄砲隊の演武、2000発の花火の打ち上げなどを行う。
物価や人件費の高騰などで資金繰りが難しくなり、募金活動を行ってきた。新たに「『こどもたちにたくさんの花火をみせてあげたい』プロジェクト」と題し、集まった資金で打ち上げる花火の数を増やすため、クラウドファンディングで協力も呼びかけている。
実行委員会事務局長の山下隼人さんは「クラウドファンディングの支援者からは『子どもたちに夏のいい思い出を作ってあげてほしい』『子どもたちを連れて見に行きたい』など、応援の声が集まっている。祭りのメインコンテンツである花火に力を入れ、美しく迫力ある花火を打ち上げたい。夏の終わりを惜しみながら楽しんでもらえたら」と話す。
開催時間は16時~20時10分。雨天翌日に限り順延(9月1日)。