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和歌山市消防音楽隊がスポンサー事業開始 記念セレモニーに観客100人

セレモニーで演奏を披露した和歌山市消防音楽隊

セレモニーで演奏を披露した和歌山市消防音楽隊

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 和歌山市消防音楽隊応援スポンサー事業スタートセレモニーが4月7日、和歌山城ホール(和歌山市七番丁)で開催された。

ミニコンサートのオープニングを飾ったカラーガード隊「一舞旗(いぶき)」のフラッグ演技

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 和歌山市消防音楽隊は1959(昭和34)年に消防職員の「音楽同好会」として始まり、1969(昭和44)年に「和歌山市消防音楽隊」として正式発足。2012(平成24)年に消防団員が隊員に加わり、現在は消防職員13人と消防団員34人の47人で構成する。練習は毎週水曜夜。年間約20回、地域イベントなどで演奏し、音楽を通しての防火PR活動を行う。地域イベントは、市内小学校での「みんなの消防コンサート」や消防出初め式、「和歌山ジャズマラソン」など。

 同音楽隊を所管する和歌山市消防局では2024年4月から9月にかけ、活動を支援してくれるスポンサーを募集した。スポンサーのランクは「ブロンズ」から「ダイヤモンド」まで5ランク。スポンサー料は「ブロンズ」が年間1万円で「ダイヤモンド」は10万円。ランクに応じてホームページの掲載やスポンサーボードの製作、SNSへの掲載などの特典を用意した。現在、企業・団体6者と個人1人がスポンサーとなっている。セレモニーはスポンサー事業開始を記念し開催した。

 当日は市の関係者やスポンサーのほか一般観客約100人が参加。事業スタートを記念するテープカットのほかミニコンサートを行った。ミニコンサートはカラーガード隊「一舞旗(いぶき)」のフラッグ演技で幕を開けた。「坂本九メドレー」「翼をください」の2曲を披露したところでアンコールの声が上がり、「東京ブギウギ」をアンコール演奏した。観客らは手拍子で盛り上がっていた。

 同音楽隊楽長の下野尻義高司令補は「練習はそれぞれの仕事、家事、育児、学業などの合間に行っている」と話す。「演奏中に隊員の息がぴったり合った瞬間は、日頃の疲れが吹っ飛ぶほど気持ちいい」とも。「たくさんの人に応援してもらえ、うれしい。『消防らしい音楽隊』をモットーに、音楽の楽しい時間を通して地域の皆さんに防火を呼びかけていきたい」と意気込む。

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