和歌山・貴志川町のわかやま電鉄甘露寺駅前駅近くの平池(ひらいけ)緑地公園(紀の川市)で12月6日、恒例の「貴志川イルミネーション2014~水面にうつるイルミネーションと花火~」が始まった。主催は貴志川イルミネーション実行委員会(紀の川市都市計画課内、TEL 0736-77-2511)。
今年で4回目を迎える同イベントは、県内最大級の大きさを誇る外周1.5キロの「平池」のふちにLED約10万個を取り付けたもの。最終日まで毎日点灯し、12月24日には花火の打ち上げも予定する(18時~)。
「地域の人と一緒につくり上げる催しを」という思いから、飾り付けは実行委員会だけでなく、地元の子どもや学生、その保護者らも協力した。「マイツリー」制度を導入し、LEDを持ち寄ればそれぞれ自由に飾り付けできる。
初日の点灯式では約450発の花火が上げられ、多くの見物客でにぎわった。家族で訪れていた紀の川市在住の30代の女性は「家族4世代で記念撮影をしに来た。いつもは静かな公園だが、この時期は毎年たくさんの人でにぎわう。近所に住んでいる者としてはうれしい」と笑顔を見せる。
公園を管理している紀の川市都市計画課の担当者は「今年から写真撮影スポットとしてハート型のイルミネーションフレームを作った。池の周りにある木の実が、みんなの気持ちを吸って大きくなり、ハート型になったというストーリーがある。たくさんの人に、ここで撮影を楽しんでもらえれば」と話す。イベント継続のため、今年から寄付や協賛を募集している。「みんなの気持ちを一つにすれば大きなイベントができるということを実践していきたい」とも。
開催時間は17時~21時。来年1月11日まで。