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特急「くろしお」60周年で車掌が白い記念制服着用 記念腕章も製作

(左から2人)「特急くろしお」運行60周年の記念制服を着用した車掌

(左から2人)「特急くろしお」運行60周年の記念制服を着用した車掌

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 JR西日本が10月14日から、京都駅~新宮駅間を走る「特急くろしお」の運行60周年を記念し、白い制服を「くろしお」車掌が着用する期間限定企画を行う。

地元企業とコラボした「特急くろしお」オリジナルグッズを手にする車掌ら

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 同列車の運行が始まった昭和40年代~50年代に旧国鉄の車掌長が着用していた、夏の白い制服をモチーフにした記念制服を着用する。京都鉄道博物館(京都市)に保管されている当時の制服や写真を参考に、現在の同社の基準に合わせて男性用と女性用を新しく製作した。腕にはえんじ色に白色で「車掌長」と書かれた腕章を付ける。

 期間中、通常の制服でくろしおに乗務する車掌は、1978(昭和53)年~2015(平成27)年に運行した「381系」くろしおのヘッドマークをイメージしたオリジナルデザインの記念腕章を付ける。車内では381系車両で使っていたチャイム「鉄道唱歌」の録音を駅間で放送する。

 同社ではこれまで、記念企画として2種類のラッピング列車を運行している。そのほか県内企業と連携し、381系の車体やヘッドマークをデザインしたオリジナルグッズを10月13日から同社オンラインショップ「DISCOVER WEST mall」で販売する。グッズは、釣り具メーカー「GAN CRAFT(ガンクラフト)」(田辺市)のルアー、山林活用支援や木材製品プロデュースを行う「ソマノベース」(同)の苗木育成キット、ビール醸造所「NOMCRAFT Brewing(ノムクラフトブリューイング)」(有田川町)のクラフトビールなど。

 JR西日本和歌山支社の礒川健太郎副支社長は「爽やかな白の制服は、紀南のオーシャンブルーとのコントラストも美しく、白良浜などがある南紀のイメージによく合っている。2種のラッピング車両とも似合う。当時を知る人には懐かしさ、若い人には新鮮さを感じてもらえたら」と話す。

 2026年2月28日まで。

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