「和歌山移住オンナ」として活動する動画配信者の宮本遥菜さんが12月20日・21日、交流拠点「太田の郷」(那智勝浦町太田)で自主制作カレンダーの対面販売を行った。
南紀勝浦温泉での写真が表紙の「和歌山移住オンナ」宮本遥菜さんのカレンダー
会社員だった宮本さんは2023年5月に退職し那智勝浦町に移住。動画制作や写真撮影、執筆などの総合クリエイターとしてコンテンツ制作を行うほか、動画サイトやSNSで移住生活のリアルを発信している。2025年7月に開局した「FM新宮」ではレギュラー番組を担当。県内の自治体とコラボ企画を展開するなど、活動の幅を広げている。
カレンダーは1冊500円。活動の一環として毎年、町の名所や日常の写真を使ったカレンダーを作成している。3年目となる今回のカレンダーには、マグロ漁船や宮本さん「推し」のすし店などの写真を収録。撮影は、移住後に交流を深めた地元写真家の丸山由紀さんが担当した。
大阪市から日帰りで訪れたという男性は「いつも動画サイトで活動を視聴している。直接会える機会なので足を運んだ。自分たちの世代ではなかなかできないことに次々とチャレンジしている姿に勇気づけられる。これからも応援していきたい」と笑顔を見せていた。
宮本さんは「今年も那智勝浦の自然をテーマにカレンダーを作った。たくさんの人に那智勝浦町の魅力を知ってもらいたい。今後はカレンダーにも収録した太田川の友鮎(あゆ)漁の魅力を発信していきたい」と意気込む。
年内の対面販売は、12月25日にFM新宮裏のキッチンカー「かわらや」(新宮市)、同29日に「kitchen nicori(キッチンニコリ)」(那智勝浦町)で行う予定。オンラインでも販売する。