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和歌山・古屋にショウガ加工品専門店「紀州甘辛屋」-試食販売で売り上げ伸ばす

「紀州甘辛屋」の商品を手にする、メニュー開発者の中嶋佳代さん(左)

「紀州甘辛屋」の商品を手にする、メニュー開発者の中嶋佳代さん(左)

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 南海電鉄・八幡前駅近くにショウガ加工品専門店「紀州甘辛屋」(和歌山市古屋、TEL 073-494-6228)がオープンして3カ月がたった。

紀州甘辛屋の商品「紀州甘辛物語 佃煮編」

 「ショウガは和歌山の特産品なのに加工品が少ない」との思いから、和歌山の特産品であるショウガの加工品を製造し、販売する同店。店舗とネットショップに加え、スーパーやイベントへの出店にも積極的に取り組み、試食販売で売り上げを伸ばしているという。

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 ショウガは大きく根ショウガと葉ショウガに分類され、さらに根ショウガは新ショウガと土ショウガに分けられる。和歌山では新ショウガの生産量が全国第2位で、その多くが和歌山市で生産されている。栽培の歴史は古く、大正時代に始まり、昭和40年代からはハウス栽培が定着。県全体で年2500トンが出荷されている。

 メニューを開発した中嶋佳代さんは元和歌山市議会議員。当時、農業委員会に所属しており、「ショウガを多くの人に食べてもらえるように加工して販売したかった」と話す。10年以上前から自身でショウガを加工しており、友人からも好評であったことから出店を決意。全て手作りでジャム、佃(つくだ)煮、みそ、シロップ、パウダーに加工して販売している。

 2月17日にはスーパーゴトウ県庁前店(真砂丁)で試食販売会を実施。試食した人の7割以上が商品を買い求め、50個以上を販売。中でもシロップが一番の売れ筋で20個以上売れたという。

 試食後に購入した和歌山市在住の30代主婦は「佃煮を買った。じゃこが入っていておいしい。和歌山が名産とは聞いたことはあるがスーパーで見かけることがない。もっと広まってほしい」話す。別の30代女性は「冷え性なので、生姜はあったまるし好き。ジャムをお湯に溶かして飲みたい」と笑顔を見せた。

 商品は「紀州甘辛物語 シロップ編」(60グラム、220円)、「紀州甘辛物語 パウダー編」(5グラム、220円)、「紀州甘辛物語 佃煮編」(130グラム、540円)、「紀州甘辛物語 みそ編」(170グラム、540円)、「紀州甘辛物語 ジャム編」(170グラム、540円。いずれも店舗販売価格)など。商品名の「紀州甘辛物語」には、「いろいろな食材と合わせ、食べる皆さんそれぞれの物語を作っていってほしい」との思いを込めたという。

 「和歌山ショウガを和歌山の人が知らないのが残念。もっと多くの人に知ってもらいたい」と中嶋さん。「クチコミが広がるといい。使い勝手がいいように加工しているので、みんながパウダーを持ち歩くようになってくれたら」とも。

 営業時間は10時~16時。店舗以外での出店情報はフェイスブックページで知らせる。