和歌山市・本町通り沿いのフォルテワジマ1階にシニア向け用品専門店「リハテックショップ和歌山」(和歌山市本町, TEL 073-402-4000)がオープンして1カ月がたった。経営はフランスベッド(東京都新宿区)。
同社が2011年から展開する65歳以上のシニア向けブランド「リハテック」の商品を専門に取り扱う。「人にやさしいモノづくり」をコンセプトに、自社開発した商品を中心に寝具、アパレル用品、シルバーカー、医療器具など500点をそろえる。全国では7店舗目で、和歌山県内では初出店となる。店舗面積は約30坪。
黒須和伸広報課長は「インテリアメーカーでありながら、実は30年以上前から介護・福祉用品の開発や在宅介護サービスを行ってきた。そのノウハウを生かして作ったブランド」と話す。店員は福祉用具相談員の資格を持ち、販売だけでなく生活サポートのための相談にも乗ることができるという。
売れ行きについて、大久保義行店長は「靴がよく売れている。着脱が楽な靴を60種類用意しているが、ニーズがあるのでもっと拡充していきたい」と話す。「40~50代の人が自分の両親向けにギフトとして買われることも多いのでラッピングも行っている。もっとシニア向け商品の存在を知ってもらえたら」とも。
店を訪れていた40代の女性は、「カラフルな杖(つえ)や、シニア向けに見えない靴などがよい。今度は親と一緒に訪れたい」と笑顔を見せる。
営業時間は10時~17時。水曜定休。