JR海南駅近くの「総合スポーツ施設 海南スポーツセンター」(海南市船尾、TEL073-486-2870)がオープンして2カ月がたった。
海南市が運営する同施設は、2011年3月に閉校した海南市立第一中学校の跡地を整備したもの。3階建ての旧校舎を簡易宿泊施設に改修し、27畳の和室2室と21の個室を備え、宿泊収容人数は約100人。このほか、ヨガやエアロビクスなどに利用できる体育室、ミーティングルームとしても使える食堂、洗濯乾燥室。屋上は約400人の津波緊急避難場所としての機能も備える。
同市教育委員会の柳浩史さんは「跡地の活用方法は地元自治会の方々と協議した。学校は無くなったが、地域の人が集まる場所になれば」と話す。「今年9月に開催される紀の国わかやま国体・大会まで、強化練習や合宿などで土日の宿泊の予定はほぼ埋まっている。海南市は宿泊施設が少ないのでニーズがある。平日の日中は空きもあるので活用してほしい」と呼び掛ける。
市内初の人工芝フットサルコート(18×38メートル)3面と体育館(33×23メートル)も併設。フットサルコート3面を活用しジュニアサッカーコート(68×50メートル)としても使える。海南フットボールクラブ理事長の奥野修造さんは「海南市はサッカーが盛ん。国体サッカー女子にも海南出身選手が多数いる。土のグラウンドは天候に左右されるが、人工芝は水はけが良いので利用しやすい」と話す。
施設利用時間は9時~22時。宿泊料金(1泊1人)は、一般=2,370円、高校生以下=1,180円。フットサルコートは1面1時間ごと3,240円~。体育館利用料は1時間ごと1,200円~。駐車場は110台。