和歌山・紀の川市の下井阪エリアに多国籍料理レストラン「ナンミ食堂」(西三谷、TEL 0736-60-2779)が移転オープンして3カ月がたった。
「牛スジゴボウのトロトロCHINAあんかけ」をメーンに選んだ日替わりランチ
東京・高円寺で2012年2月まで営業していたが、店主の中村起代美さんが地元の和歌山へ戻ることを決めて一時閉店。2014年に家族と和歌山へ移住、今年1月に閉店した「チャイとカレーの店 ガネーシュ」の跡を引き継いで営業を再開させた。店舗面積は約30坪、席数は26席。
中村さんは「地元へ戻ったのは、自分が思う豊かさや価値のある生活を実践できると思ったから」と振り返る。店名はチベット語で「家族」を表す言葉。「自分の家族という意味と、食べることは共有してつながるだと思うので、お客さまも家族だという気持ちも込めた」と話す。高円寺の店に通っていた常連客が和歌山まで来てくれたこともあるという。
多くの国を旅してきた経験から、さまざまなスパイスを取り入れた多国籍料理を提供する。ランチは「日替わりランチ」(950円)で、メーン料理と日替わり総菜、みそ汁、ご飯、ピクルスのセット。メーン料理は「アンチョビソースのチキンハンバーグ」「牛スジ大根の四川風煮込み」「はまちのカリーココナッツ揚げ」「ザーサイだれのフライドチキン」など日替わりで用意される4種類の中から選ぶことができる。
ドリンクメニューは「ホットコーヒー」(400円)、「ナンミチャイ」、「ハニージンジャーミルク」、「スパイシーパンチ」、「ハニーサワーミルク」、「しるこココナッツ」(以上500円)など。
今後の展望について、中村さんは「多くの人とつながっていくことはもちろん、店を通じて少しずつでも何かを発信していきたい」と笑顔を見せる。
営業時間は11時30分~15時30分。金曜~日曜営業。