有田川町の五西月（さしき）小学校跡（有田郡有田川町本堂）で8月2日、学校をまるまるお化け屋敷にしたイベント「学校ななふしぎワールド in 有田川」が開催される。主催は有田川町教育委員会（有田川町地域交流センター ALEC内、TEL 0737-52-4730）。

イベントをアピールする、教育委員会の青石賢治さん

　JR藤並駅構内に絵本原画専門のギャラリー「ちいさな駅美術館」を設置するなど、絵本を使ったまちおこしに力を入れている同町。同イベントは夏休み向けに絵本作家の山本孝さんと企画した。

　2013年に清水地区の古民家で一泊二日の宿泊型お化け屋敷イベントに始まり、2014年は金屋地区の図書館で開いた同企画は今年で3年目。今春廃校になった小学校の校舎を活用し、山本さんがイラストを手掛けた絵本「学校ななふしぎ」（偕成社）の世界を再現する。

　同町教育委員会の青石賢治さんは「美術館がきっかけで多くの絵本作家と交流が生まれ実現できた。実際の小学校をまるまる使った絵本の世界を堪能してほしい。子どもから大人まで多くの人に楽しんでもらえれば」と来場を呼び掛ける。「五西月小学校跡は標高の高い立地なので、町全体を見渡せる景観は圧巻。当イベントをきっかけに、有田川町の魅力を感じてほしい」とも。

　イベント期間中、同施設2階ではワークショップ「おばけをつくろう！！」を開催するほか、カフェ、絵本原画展、地元産野菜即売コーナーも設置。初日は山本さんも来場する。

　開催時間は、平日＝12～16時、土曜・日曜＝10～16時。入場料400円（小学生以上）。8月15日まで。