国道24号線・和歌山バイパス沿いの誠佑記念病院近くにハワイ料理店「Honolulu Kitchen（ホノルルキッチン）」（和歌山市西田井、TEL 073-462-4400）がオープンして3カ月がたった。

ホノルルキッチンの女性スタッフとランチプレート

　イタリア料理店「SUKIMA（スキマ）」跡にオープンした同店。席数はテラス席を合わせ20席。前店を切り盛りしてきたシェフが和歌山を離れることになり、そのサーフィン仲間が経営を引き継いだ。オーナーの一人、川田英治さんは業態転換について、「ハワイが好きな3人が集まって共同経営しているため、テーマをハワイにした」と話し、「自分たちが行きたいと思う店にするため、内装から植物の買い付けまで自分たちで手掛けた」と振り返る。

　集客にはフェイスブックとインスタグラムを活用。投稿を見て来店する客が多く、半数近くが大阪など和歌山県外からの客という。

　料理は本場ハワイのスタイルを目指し、ノースショアエリアのローカルフードなどを提供する。メニューは、ノースショア名物でエビを使った「Garlic Shlimp Plate（ガーリックシュリンププレート）」（1,000円）、肩ロースのステーキが乗った「Honolulu BBQ Plate（ホノルルバーベキュープレート）」（1,000円）、デミグラスハンバーグが乗った「Loco moco Plate（ ロコモコプレート）」（850円）、パン生地を油で揚げグラニュー糖をまぶしたスイーツ「Malasada（マラサダ）」（250円）。全てテークアウトに対応する。

　ドリンクメニューは、「cafe hawaii coffee（ハワイコーヒー）」（500円）、「flavor coffee（フレーバーコーヒー）」（550円）、ハワイの地ビール「Kona Beer」（4種、各800円）、「ジンジャーエール」（350円）など。

　同店を友人と訪れていた30代女性は「ハワイ気分を楽しむことができた。ランチもボリュームがあってよかった」と笑顔を見せる。

　「和歌山は磯ノ浦や片男波などサーファーが集まるのに、サーファーをターゲットにした店は少ない。海岸線にサーフスタイルの店が増えると、もっとにぎわう」と川田さん。同店の今後については「ハワイ好きがこの店を作っていると伝わればうれしい。遠方からお客さんも大歓迎だ」とも。

　営業日は月曜～木曜＝11時～14時、金曜＝11時～14時、18時～23時、土曜・日曜・祝日＝11時～16時、18時～23時。