「パンと、おかし kama ni(カマニ)」は11月3日、カフェ「Deli+Table ti.po(ティポ)」(和歌山市畑屋敷葛屋丁)のテラスで日曜限定の出張販売を開始した。
同店は「からだにやさしい」がコンセプトで、手作りにこだわったパンとお菓子を提供。国産の食材やオーガニック食材を中心に使い、ほとんどの商品は卵と乳製品、白砂糖を使用していないという。
活動を始めたのは今年2月。店主の下村理香さんの好きな言葉「あるがまま」を意味するスワヒリ語「kama ni」を店名として、特定の店舗を持たずにイベント出店の形で販売を開始した。5月から10月までは、加太の空き家を改装した店舗で、期間限定販売を行っていた。
パン作りを始めたきっかけについて、「食生活が原因で体調が悪くなった時にマクロビオティックを知り、酵母からパンを作ってみた。パン生地の感触がとても心地よく、パンの発酵に興味を持った」と話す。「ただ食欲を満たすだけではなく、しっかり時間をかけて味わえる食品を提供していきたい」とも。
ラインアップは「イチジクとクルミのカンパーニュ」(400円)や「自家製つぶあんぱん」(200円)、「ひまわりの種入りフォカッチャ」(180円)、ベーグル(180円~380円)、シフォンケーキ(200円~)など。
今後の展望について下村さんは「パンの販売だけでなく、『食』を軸にライフスタイルを提案していきたい」と話す。
販売は毎週日曜の12時~、売れ切れ次第終了。