ヒラマツ塩屋店近くに「京都着付 あかね着物教室」(和歌山市打越町)がオープンして1カ月がたった。
京都や和歌山で着付け師や講師の経験を積んだ岩尾茜さんが開く同教室。故郷の和歌山へ家族と共に戻ることになり、自宅の一室で開業することにしたという。岩尾さんは着付けを始めたきっかけについて、「最初は浴衣をきれいに着たいだけだった。着付けを習うほどにどんどん楽しくなり、これがそのまま仕事になった」と振り返る。
子どもを連れての受講も歓迎する。自身も小さい子を持つ母親である岩尾さんは「子どもの七五三で着物を着せてあげたい、自分でも着てみたいと考える方もいるはず。お子さんも日本の文化に親しむ機会になるので、気軽に来てほしい」とほほ笑む。
レッスンは月謝制(月3回、5,000円)のほか、「浴衣レッスン」(1回2時間=1,000円)を8月末まで行う。おさがりの着物や礼装など、手持ちの着物や浴衣を持ち込める。
子どもを連れて浴衣レッスンを受けていた30代女性は「娘が生まれて、浴衣や着物を着せてあげたくなって受講した。浴衣レッスンは値段も手頃なのでありがたい。まずは自分が着られるように、育児の合間で習っていきたい」と話す。
今後の展望について、岩尾さんは「自分で着るもよし、誰かに着せるもよし。教室をきっかけにして、和歌山で着物文化が少しでも広がったらうれしい」と期待を寄せる。
開講日は月曜~水曜(応相談)。予約制。