和歌山市・本町通り沿いに8月9日、「本町公園ギャラリー」(和歌山市本町4)がオープンした。
「華麗なるエッグアートの世界~My Treasure in Wakayama」で展示されたエッグアート
1950(昭和25)年築の店舗兼住宅を改装した同ギャラリー。店舗面積は約14坪。木造2階建てで、1階をアートギャラリーとしてさまざまな作品の展示に使う。2階は民家の床の間や建具を残した和室となっており、作品展示のほか教室や習い事に活用できる。
店主の秀野恵子さんは横浜市を中心に首都圏でエッグアート教室「Craft House Treasure Box」を運営。エッグアートは鶏やダチョウなどの卵の殻に装飾を施す作品で、夫の光次さんがカナダに海外赴任した際に学んだ。15周年となる今年、「華麗なるエッグアートの世界~My Treasure in Wakayama」を同ギャラリー初の展示会として8月13日まで開催した。
同物件は光次さんの両親の経営するクリーニング店が閉店し空き物件となっていた。光次さんは「私が生まれ育った家で思い出がたくさんある。本町通りにも面しているので、街の人が立ち寄れるような場所にしたかった」と話す。アーティストの恵子さんの協力でギャラリーとして再スタートした。
秀野さん夫妻は現在、神奈川県に住む。恵子さんは「地元アーティストが作品を発表できる場になればうれしい。将来的には和歌山市に住むことも考えているので、このギャラリーが街の文化の発信地の1つになれば」と意気込む。
貸し出し使用料は、1階アートギャラリー=8万円(1週間)、2階=5,000円(半日~)。