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和歌山・中華そば店「山為食堂」が店内を一部改装 「国体に間に合った」

二代目店主の友石昌勝さん

二代目店主の友石昌勝さん

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 和歌山城近くの「山為(やまため)食堂」(和歌山市福町、TEL 073-422-9113)が8月24日、店内の一部をリニューアルした。トイレを和式から洋式に改装し、撤去したテーブル席をカウンター席に変更した。

看板メニューの「中華そば」

 1953(昭和28)年6月にオープンした同店。和歌山には「とんこつしょう油」の井出系と「しょう油とんこつ」の車庫前系の2大ラーメンジャンルがあるが、同店は独自の山為系ラーメン(中華そば)として人気を博している。

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 店主の友石昌勝さんは「実はお客さんから、トイレを和式から洋式に変えてほしいという要望が以前からあった。そこでお盆に工事をして、なんとか和歌山国体の開催までに間に合った」と話す。

 店内の壁を張り替え、トイレを和式から洋式に変更しスペースも広げた。その分、テーブル席が減ってしまったが、カウンター席を4席設け、トータルの席数は26席で2席増となった。友石さんは「これで気持ちよく県外からのお客さんもお迎えできる」と笑顔を見せる。

 「山為食堂」はかつて、うどん・そばの食堂「力餅」(元寺町)が経営していた。しかし、戦中に空襲で店が焼けて休業。当時、「力餅」の料理人だった先代・友石孝雄さんが独立してのれんを分けてもらい、新装開店した。当初はうどん、そばをメーンに提供していたが、孝雄さんが本町通りの屋台で売られていた「中華そば(ラーメン)」に目をつけ、独自の味を作りだしたという。

 メニューは中華そば(850円)、からみそめん(950円)、チャーシューメン(1,000円)、うどん(400円)、カレーうどん(450円)、肉うどん(550円)、ライス(100円)など。

 看板メニューの「中華そば」は先代の味を引き継ぎつつ、独自の改良を加える。麺は細麺から太麺に変更。同店では麺をスープに入れてから、再度加熱して味を染みこませる。

 「手間はかかるが、味の染みこんだ太麺を味わってほしい」と昌勝さん。先代の孝雄さんのファンのために、細麺もメニューに残す。「先代の時代は豚骨の産地を選べなかったが、今は鹿児島産の豚骨を仕入れられる。時代にあわせて丁寧に作りながら、先代の味を守っていきたい」とも。

 営業時間は11時~17時。日曜・祝日定休。