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和歌山で「街の音」楽しむ野外イベント 音作りワークショップも

ポイントで耳を澄ます参加者(7月開催イベント「点音」で)

ポイントで耳を澄ます参加者(7月開催イベント「点音」で)

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 和歌山市の中心市街地ぶらくり丁の「匠町ギャラリー」(和歌山市匠町)とその周辺で10月31日・11月1日、町の音や風景を楽しむ野外イベント「鈴木≦(点音)<昭男(すずき いじょう あきお みまん)」が開催される。主催は、まちづくり会社や商店街組合、美術館学芸員などで構成する実行委員会。

耳と足あとをモチーフにした点音ポイント

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 7月に10年ぶりに開催されたサウンドアートイベント「点音(おとだて) in 和歌山 2015」第2弾となる同イベント。「点音」は、街中で耳を澄まし、音を楽しむ体験型アート作品で、サウンドアーティストの鈴木昭男さんの造語。野外でお茶を楽しむ「野点(のだて)」にちなむ。今回は鈴木さん不在の中行うことから、イベント名を「鈴木≦(点音)<昭男」とし、「鈴木さん本人にはなれないが、彼だったらこうするだろう」との想定で展開する。

 当日は、市内18カ所に記された鈴木さんが探した耳を澄ますのによいポイント(点音ポイント)の解説付きマップを手に、自由に街を巡る「点音めぐり」、世界10カ所以上で採取された点音の資料や、1970年代からこれまでの鈴木昭男さんの活動の記録などを展示する 資料展示「鈴木≦(点音)<昭男」、誰もが知っている物から、誰もがこれまで聴いたことのない音を作り出すワークショップ「聴いたことのない音を聴こう」を開く。

 実行委員で和歌山県立近代美術館学芸員の奥村一郎さんは「何気ないところから思いもよらない音の発見をする、そういう経験を日常生活の中に持つきっかけになるイベント。知らない風景に出会ったり、知っている場所もいつもとはちょっと違って感じたり、『耳を澄ます』ことから、新しい発見があるかもしれない」と話す。

 開催時間は10時~18時。ワークショップは11月1日16時~、参加無料。

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