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和歌山・海南で地元CM「鈴木不足」撮影 沖縄国際映画祭に出展

撮った映像をチェックする志場さん(中央)と出演者

撮った映像をチェックする志場さん(中央)と出演者

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 和歌山の藤白神社(海南市藤白)で12月10日、地元CM「鈴木不足」の撮影が行われた。

主演の吉本興業住みます芸人「わんだーらんど」

 来年4月21日に開かれる「第8回沖縄国際映画祭 JIMOTO CM コンペティション」に出品する同CM。同コンペティションは、地域の魅力が詰まったCMを沖縄から世界に発信し、地域の活性化を目的としたもの。沖縄県全41市町村部門、全国都道府県部門、海外部門の3部門がある。

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 発案者はウェディングのプロデュースを手掛けるエスプロジェクト(海南市)の志場泰造社長。今年、初の映画作品「ISHICHI」を沖縄国際映画祭に出品した。「映画の制作を通して、海南市には全国に誇れるものがまだまだ眠っていると気づいた。地元で有名な鈴木屋敷を題材にした作品を作り、全国の人に知ってもらいたいと思った」とCM出展の狙いを話す。

 和歌山・海南が発祥と言われている鈴木姓。鈴木氏は平安期に熊野地方から藤白に居を構え、全国に熊野信仰を広めた神職の家系という。藤白神社は全国鈴木姓のルーツであり、境内には鈴木氏が建てた鈴木屋敷がある。

 「鈴木さんが少ないから、鈴木さんにもっと海南市に来てほしいと思いこのタイトルをつけた」と志場さん。「全国2番目に多いと言われる鈴木姓発祥の地だが、和歌山では山本さんの方が圧倒的に多い。今回のスタッフにも鈴木さんはいない」と苦笑いする。

 CM作品の主演は、吉本興業住みます芸人の「わんだーらんど」。エキストラやスタッフは、海南市の有志約20人が参加した。撮影現場では志場さん自らがメガホンをとり、手持ちのスマートフォンを三脚につけて行った。今回初めて撮影に参加した福原久美さんは「手作り感満載で、大人の部活のようで楽しかった。シーンごとに撮っているので、最終的にどんな作品になるのか楽しみ」と笑顔を見せる。

 わんだーらんどの谷坂俊輔さんは「これまでも海南の人たちとは映画や劇団で関わってきて、いつも積極的で熱意を感じる。30秒という短い時間だが、みんなの熱意を伝えたい。CMの本当の主役は地元のエキストラ。僕たちはみんなの引き立たて役になれれば」と話す。

 志場さんは「とても楽しい撮影だった。皆さまの応援でグランプリを目指したい」と意気込む。

 完成した地元CMは、来年2月中旬から3月下旬にかけて「全国都道府県JIMOTO CM コンペティション」のウェブサイトで公開する。同映画祭では、ウェブ投票による一次審査を経てグランプリを決定する。