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和歌山・紀の川市のラーメン店「二代目よなきや」、訪問ランナー1000人突破

よなきやTシャツを来て店まで走ってくるランナーたち

よなきやTシャツを来て店まで走ってくるランナーたち

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 JR和歌山線名手駅近くの「二代目よなきや」(紀の川市藤崎、TEL 0736-75-5788)が、2011年から5年間で訪れたランナーが1000人を突破したと発表した。

40種類以上のメニューのベースとなる「よなきやラーメン」

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 同店は1987(昭和62)年に創業した「よなきや高野口店」系列店。2009年に名手店をリニューアルし「二代目よなきや」に改名した。 席数は、カウンター8席、テーブル16席、座敷19席。駐車場は10台分。

 店主の前田雄大さんは2009年にマラソンを始めた。2011年にネットで大阪府貝塚市在住の男性の「和歌山市方面に向かって走った」という書き込みを見て、冗談を交えながら、「紀の川市でラーメン屋やってるので走って食べに来てください」とメッセージを送ったところ、この男性が実際に走って来店し交流が生まれたという。

 「この出来事をきっかけに、当店のラーメンを目指して訪れるランナーの輪が広がっていった。2011年から掲げているのれんには、ランナーが走ってきた距離と名前を記し、今年3月で10枚目が埋まった」と前田さん。大阪府から走ってきた男性ランナーは、「厳しい道のりの先に、おいしいラーメンと優しい店主が待っているからこそ、30キロ以上でも走れる」と笑顔を見せる。

 同店のラーメンは、3種類の豚骨、鶏ガラ、数種類の野菜を一昼夜かけて炊き出した動物系スープと、いりこの魚介系スープをブレンドした特製ダブルスープ。麺は自家製中細ストレート麺、チャーシューは毎日3時間かけて特製のタレで煮込んでいるという。

 メニューは、よなきやラーメン(590円)、二代目魚介系炙(あぶ)り豚らー麺(750円)、ゆず香る白い中華そば(780円)、二代目“炙飛”白醤油麺(780円)、石焼きビビンバ(750円)など。

 前田さんは店名が入ったオリジナルTシャツを「ラン友」限定で販売。「今ではこのTシャツを着ている人を見かけると、それだけでランナー同士が打ち解けるきっかけになるラーメン屋になった。今後は地元のお客さんたちにもスポーツと結ぶ付ける仕組みを展開していきたい」と話す。

 営業時間は11時~13時30分、17時~22時30分(水曜は夜のみ営業、土曜・日曜・祝日は11時~22時30分の通し営業)。

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