和歌山市が現在、「和歌山市民発明くふうコンクール」作品を募集している。
文部科学省では、現在の特許法の前身にあたる専売特許条例が1885(明治18)年4月18日に交付されたことから、同日を「発明の日」、4月24日までを「科学技術週間」としている。
「発明の日」にちなみ、和歌山市が毎年開いている「発明くふうコンクール」は今年で31回目。和歌山市に在住または、通勤、通学している人を対象に、日常生活の改善に役立つ作品や環境にやさしい作品などを募集し、例年約300点が集まる。
和歌山市立こども科学館の小池和生さんは「和歌山県には発明協会の少年少女発明クラブが9つあり、全国的に見ても愛知、青森、北海道に次ぐ4番目の多さ。毎年、定員60人に3倍近い応募がある。発明クラブから理系分野に興味を持つ子どももいて、理系学校進学のきっかけにもなっている」と話す。
「コンクールには夏休みの自由研究も兼ねて、たくさんの子どもたちから応募があるが、年齢制限はないので大人の『本気』作品も待っている」とも。
応募締め切りは9月28日まで。応募作品は10月22日・23日、和歌山市民会館(伝法橋南ノ丁)に展示する。