和歌山・ぶらくり丁近くの真田堀通り沿いに「ホルモン焼肉 えんとつ」(和歌山市北新、TEL 073-481-2716)がオープンして3カ月がたった。
店主の今井伸次郎さんは建築関係など飲食業以外の仕事をしながら、趣味で「おいしい」と評判の店を食べ歩いてきたという。県外の店にも足を運ぶうちに「自分がおいしいと思うものを出す店を和歌山に作りたい」と思うようになり、一念発起。姉を誘って同店をオープンした。店舗面積は約30坪、席数は36席。
焼き肉店に決めたきっかけについて、「祖母が以前に焼き肉店を経営しており、店で出していたみそダレのレシピがあった。すごくおいしいと思っていて、自分の店でも使いたかった」と話す。店名の由来については、「焼き肉から連想することができて、何十年と使い続けられる名前を考えた」とも。
メニューは特製の辛味ダレをもみ込んだ盛り合わせが中心。骨付きカルビやカイノミ、ロース、シマチョウなど赤身肉とホルモンを同時に食べられる「赤白盛り」(小=1,400円、中=2,600円、大=3,800円)、ハラミやロースなど赤身肉だけの「赤盛り」(小=1,700円、中=3,300円、大=4,900円)、ホルモンだけの「白盛り」(小=1,200円、中=2,100円、大=3,100円)の3種類を用意する。「祖母から受け継いだ」というみそダレは、辛味ダレが付いていない単品メニューの、骨付きカルビ、ロース(以上980円)、ハラミ(1,300円)などで提供する。「辛味ダレは濃い味なので、人によっては好き嫌いもあると思うが、一度食べたら忘れられない病みつきになる味を追求したかった」と今井さん。
そのほかのメニューは「ごはん 特製韓国ムンチのり付」(小=150円、中=250円、大=350円)、「国産レモン手作りシャーベット」(220円)など。 ドリンクメニューは生ビール(中=550円、小=400円)、「ウーロン茶」(200円)など。「ごはんに付いてくるムンチのりは、韓国のりにゴマ油やゴマ、調味料を混ぜて寝かせたもの。焼き肉と白いごはん、ムンチのりの組み合わせは最高」とも。
今後の展望について、「テーブル席だけでなく、座敷やカウンター席もある。飲み放題メニューを付けて宴会をしてもらったり、一人の夕食を食べに来てもらったりと、さまざまな人が訪れる地域に密着した店になれば」と意気込む。
営業時間は17時30分~25時。火曜定休。