3密を避けて新しい生活様式へ!

暮らす・働く

和歌山・有田川町で地方創生フォーラム 米・ポートランドから交流施設作りに助言も

ポートランドチームとプロジェクトメンバー

ポートランドチームとプロジェクトメンバー

  • 0

  •  

 有田川町の「きびドーム」(有田郡有田川町下津野)で6月12日、まちづくりフォーラム「有田川という未来 vol.7」が開かれた。主催は有田川町。

ステージで田殿保育所跡の空間デザイン案を説明する様子

 同フォーラムは「暮らして楽しい街」を合言葉に、20歳~40歳の若手が進める特別プロジェクト「地方創生有田川2040」の一環。昨年7月21日に米・オレゴン州ポートランド市からゲストを招き第1回フォーラムを開催し、まちづくりワークショップやゲストに伊勢谷友介さんを招いたまちづくり女子会、住民有志によるポートランドスタディーツアーなどを行った。

[広告]

 この日は約150人が来場した。開会のあいさつで中山正隆町長は「2040年には町の人口は現在の約2万7000人から8000人に減少すると試算されている、今ある資源や生かし、女性の力を借りて、町民全体の力で末永く住んでもらえる町にしていきたい。ポートランドに学ぶ私たちの取り組みがほかの市町村の参考になれば」と話した。

 第1部は「チャレンジし続けるポートランドのまちづくり~有田川の未来へ向けた次の一手」と題して、米ポートランド市開発局の山崎満広さんが講演。「全米で最も住みたい街」と呼ばれるポートランドの事例を挙げ、住民主体のまちづくりの必要性を訴えた。

 講演後に会場から「幅広い世代の市民がまちづくりに参加するにはどうすればよいか」との質問に、山崎さんは「発言力が大きい人に意見が偏らないよう、ファシリテーターがバランスを調整することが大事。例えば高校生になりきって意見を述べてもらうなど、全体からよい意見を引き出す工夫を」と答えた。

 第2部は山崎さんのほか、地方創生政策アドバイザーの有井安仁さん、同町企画財政課の高垣昌弥さんに加え、まちづくりチームAGWの楠部睦美さん、森本真輔さん、小澤守史さんが登壇。これまでの活動を振り返り、今年3月に閉園した田殿保育所跡地の活用を考えるイベントを開き、2日間で約1000人が集まったことを報告した。

 住民からはさまざまな提案があり、多くの住民にとって思い出深い施設を新たな形で交流の場とする案が出された。建築家が参加するポートランドチームからは「コミュニティースペースには道路とつながる空間があることが地域にとって重要」と助言あった。新たな人の流れが生まれる吹き抜けを作る空間デザイン案を示した。「住民が主体となって、人が集まり、多様性がある場を作っていくことが大切」と山崎さん。

 小澤さんは活動を振り返り、「田殿保育所には私も通っていた思い出深い場所。もともとはまちづくりに関心はなかったが、まちづくりを通じて出会った人と話しあったことがとても楽しかった」と話す。森本さんは「住民や通勤している人だけでなく、移住を考えている人や外部の協力者の参加も歓迎したい」とまちづくりへの参加を呼び掛けた。

Stay at Home