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夏の高校野球・和歌山大会開幕へ 始球式にミスターアマ野球・杉浦正則さん

2016年5月の春季近畿大会和歌山県予選決勝は智辯学園和歌山と紀央館が対戦

2016年5月の春季近畿大会和歌山県予選決勝は智辯学園和歌山と紀央館が対戦

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 紀三井寺球場(和歌山市毛見)で7月13日、夏の高校野球「第98回全国高校野球選手権大会和歌山大会」が開幕する。

和歌山大会で始球式に登板する杉浦正則さん(撮影/下林彩子)

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 始球式では、九度山町出身でオリンピック日本代表のエースとして活躍した杉浦正則さんが登板。金メダル獲得のためにプロ野球への道を選ばなかったことから「ミスターアマ野球」と呼ばれている。

 杉浦さんは和歌山県立橋本高校、同志社大学を経て日本生命に入社。社会人野球で投手として活躍した。オリンピックでは、バルセロナ、アトランタ、シドニーの3大会連続日本代表に選出され、メダル獲得にも貢献。オリンピック通算5勝の記録はいまだに破られていない。

 今大会の出場校は39校。全試合が同球場で行われる。今年は部員不足で慶風(紀美野町)が出場を辞退。初出場は創部1年目で全選手が1年生の和歌山南陵(日高川町)。来春閉校の伊都(橋本市)は、最後の夏の大会に選手9人で挑む。

 春季近畿大会県予選の上位4校がシード校。抽選で各ゾーンに1校ずつ振り分けられた。Aゾーンには日高中津、Bゾーンに有田中央、Cゾーンに智辯学園和歌山、Dゾーンに紀央館が出場する。

 6月25日発売の地元スポーツ誌「エールスポーツ和歌山」では出場する全39校を特集。取材を担当したCrop(クロップ)社長の万谷絵美さんは「見どころは、元プロ野球選手でオリックス2軍監督も務めた岡本哲司監督率いる和歌山南陵高校の初の公式戦。昨夏の優勝校・智辯学園和歌山(和歌山市)と対戦するが、強豪相手にどのような戦い方を見せてくれるか楽しみ」と期待を寄せる。「春の選抜に出場した市立和歌山や古豪・箕島、創部7年目の和歌山東も注目したい。全校取材で分かったのは、どの高校もさまざまな工夫を凝らし精一杯練習していること。選手の表情や声の掛け合いなどにも目を向け、チームの個性を見つけようとしながら観戦すると、より深く楽しめるはず」とも。

 開幕当日の第1試合では、向陽高校と箕島高校(有田市)が対戦する。続く第2試合では粉河高校と紀北農芸高校(かつらぎ町)が登場。テレビ和歌山と和歌山放送が全試合を中継する。

 開会式は12時から。第1試合は13時30分プレーボール。入場料は、大人=700円、中高生=300円。

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