和歌山県内のローソン各店に9月6日、「ご当地からあげクン 湯浅醤油(しょうゆ)味」の販売が始まった。
「からあげクン」は1986(昭和61)年の発売以来、累計販売個数約25.5億個を売り上げている看板商品。昨年度の年間売り上げは320億円に上るという。
同商品シリーズ発売30周年を迎えた今年、ローソンは全国12エリアで地域にちなんだ味付けで限定販売する「ご当地からあげクングランプリ」を展開する。販売個数を競い、1位になった商品は来年1月から全国発売する予定。
同商品の開発を手掛けた近畿商品部によると、和歌山の湯浅しょうゆに着目し、「うまみのあるしょうゆ味」に仕上げたという。7月には和歌山県産のサンショウを使った「からあげクン蒲焼き味」を発売しており、続く形で県産食材を選んだ。同商品は和歌山県内のほか、大阪府内のローソン各店でも販売する。
地元女子中学生の一人は「からあげクンのレギュラー味をいつも食べているが、(湯浅しょうゆ味は)しょうゆの香りがよくてごはんにも合いそう。和歌山の食材が使われるのはうれしい。全国の人に食べてもらいたい」と笑顔を見せる。和歌山市在住の20代男性は「濃い味付けで味がハッキリしているので、個人的には好みの味」と話す。
価格は5個入り=216円。販売は9月26日まで。