和歌山・紀三井寺公園近くの雑貨店「Lapre(ラプレ)」(和歌山市内原、TEL 073-447-9911)が11月の10周年を控え、マルシェやライブ、展示即売会、ワークショップなどのイベント企画を次々と打ち出している。経営は葬祭業、仏具販売などを手掛ける「アスタサービス」(和歌浦東)。
家族葬儀専門式場「ゲートハウス」「ファミーユ和歌山中央」を運営している同社。葬祭業で香典返しなど「お礼品」のニーズがあり、神出祥行社長が雑貨やアンティーク好きだったことから雑貨店経営に乗り出したという。
店内には、食器やカトラリー、キッチン用品、インテリア雑貨、衣類、バスグッズ、フード、ドリンク、鉢植え、文具などを幅広く取りそろえる。開店当初よりアイテム数が徐々に増え、現在は数千点が所狭しと並ぶ。
店長の箱崎文香さんは「来店者の約8割が女性で、雑貨を眺めるだけで満足されるお客さまもいる。たくさんの商品をそろえることで『こんなところにこんなものが』というワクワク感を楽しんでもらいたい」と話す。「この2~3年は、クリスマスやホワイトデー前に男性が一人で来て『プレゼントを贈りたいが、どんなものがいいか』と相談されることも多くなった」とも。
今年は10周年を記念して、5月22日に店舗の軒先で「ラプレマルシェvol.1」を初めて開催した。9月24日には、「ラプレマルシェvol.2」とハープとアコースティックデュオ「tico moon」による記念ライブを行う。マルシェは前回より時間を延長し、開催時間は13時~20時。会場では、版画作家やイラストレーター、パン店、観葉植物店などが出店する。
箱崎さんは「周年を迎える11月に向けて、9月はマルシェとライブ、10月には『Arcade』出店やスニーカー展示即売会、啓文社印刷ワークショップなど、盛りだくさんのイベントを企画している。ぜひ誘い合わせて遊びに来てほしい」と呼び掛ける。「今後は大都市や通販でなくても『和歌山でも手に入る』とお客さんに思ってもらえる商品を取り扱っていきたい。和歌山に住んで楽しい、幸せだなと思える企画を実現できれば」とも。
営業時間は10時~19時(9月24日はイベントのため15時まで)。火曜定休。