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白浜三段壁で高飛び込み世界大会「クリフダイビング」 開催迫る

5月3日のデモンストレーションで白浜の海に飛び込んだオーランド・デュケ選手

5月3日のデモンストレーションで白浜の海に飛び込んだオーランド・デュケ選手

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 和歌山・白浜の三段壁で10月15日・16日、飛び込み世界大会「レッドブル・クリフダイビング・ワールドシリーズ 第8戦 日本大会」が開かれる。主催は「レッドブル」(オーストリア)。

ヘリからダイブするオーランド・デュケ選手

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 同競技は世界各地の橋、塔、崖などから水面に目がけて、20メートル以上の高さから飛び込むエクストリームスポーツ。最高でビル8階建て相当の高さ28メートルから飛び込み、踏切、空中での姿勢、着水の3項目を採点する。初開催は1997年で、2009年からワールドシリーズとして展開。今大会では男子14人と女子8人が出場する。

 三段壁は長さ2キロ、高さ60メートルに及ぶ断崖絶壁の名勝。三段壁洞窟には、源平合戦で有名な熊野水軍が船を隠したという伝説が残っている。

 同社広報担当者は「クリフダイビングは、世界各地の風光明媚(めいび)な屋外ロケーションで開催してきた。世界各地にアンテナを張って開催地となる場所を探している。その中の一つとして三段壁を選んだ」と話す。飛び出しから着水までの所要時間は約3秒。最高時速は85キロメートルになり、着水時には10メートル高飛び込みの約9倍の衝撃が加わるという。

 5月3日には白良浜の海開きに合わせ、高さ20メートルのヘリコプターから高飛び込みのデモンストレーションを実施。約7000人が飛び込みの様子を見守る中、世界水泳選手権のハイダイビング初代チャンピオンのオーランド・デュケ選手が飛び込みを披露した。

 「白良浜は砂浜も水もとてもきれいで、浜辺から多くの人々が見ていてくれて気持ち良く飛びこむことができた。大会当日は飛び込む高さ、そのスピード、入水時の音など、実際に感じて、この競技がいかに難しく、迫力あるかを体験してもらいたい」とオーランド選手。

 開催時間は、予選=15日12時30分~、決勝=16日12時~。両日とも三段壁に無料観戦エリアと大型スクリーンを用意する。有料の観戦艇(大人=3,500円、子ども=1,750円)も運航するほか、ネット・テレビでの配信も行う。雨天決行。荒天中止。

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