和歌山市の商店街「東ぶらくり丁」にクラフトビール専門バー「NEST(ネスト) Crfat Beer&Coffee」(和歌山市新雑賀町、TEL 073-423-7110)がオープンして3カ月がたった。
3種飲み比べセット 右から「おかえりピルス」「秋のきまぐれ」「カモミールブロンド」
日本全国20社の醸造所(ブルワリー)から仕入れたクラフトビールを常時4種類ずつそろえる。たるが空になると新しい銘柄を開栓し、メニューに加える。店主の馬締博和さんは「国内のブルワリーから自分がおいしいと思うビールを順次開けている。瓶や缶ではなく、たるからついだビールを提供したい」と話す。席は立ち席のほか、8人掛け用ベンチ1台を用意する。
「クラフトビールの魅力は全国に個性的な味があること。和歌山には専門店がなかったので自分が楽しいと思う店を作った」と馬締さん。「あるクラフトビールの開栓をSNSで発信したところ、ファンや飲みたい人が来店し1日で完売したこともある。そのタイミングで出合えるビールが異なることも、楽しさの一つ」とほほ笑む。
メニューは、クラフトビール各種(S=700円、M=850円、L=1,000円)、3種飲み比べセット(1,200円)、4種飲み比べセット(1,500円)、コーヒー(400円)、自家製ジンジャーエール、絞りたてレモネード(以上500円)など。フードメニューは、フレンチポテト(S=450円、M=600円)、枝豆、ミックスナッツ、自家製ピクルス(以上300円)、ソーセージ2種(700円)、自家製カレーライス(850円)など。
店長の池田幸さんは「専門店ができたと聞いて、関西のクラフトビールファンが足を運んでくれる。お客さんとの会話から教わることも多く、熱心なファンがいることもクラフトビールの魅力の一つ」と話す。
10月第4週は、和歌山の醸造所「Voyaer Brewing(ボイジャーブルーイング)」(田辺市上の山)の初出荷を記念して、「ナギサビール」(白浜町)、「平和クラフト」(海南市)を加えた和歌山のビール会社3社のビールを順次開栓するという。馬締さんは「この機会に地元のビールも味わって、楽しんでほしい」と話す。
営業時間は15時~0時。月曜定休。