和歌川沿いの共同住宅「KIBOU-SOU(希望荘)」(和歌山市北休賀町)で12月23日、「KYUKAMACHI(きゅうかまち)マルシェ」が開かれる。主催は「GuesthouseRICO(ゲストハウス リコ)」(新通)。
ゲストハウス「リコ」のオープン1周年を記念して開く同イベント。「希望荘」はリコから徒歩1分にある築56年の木造共同住宅。以前は周辺医療施設に勤務する看護師の下宿として使われていたが、現在は居住者はおらず空室となっている。不動産オーナーから物件活用の相談があり、1周年イベントの会場にしたという。
「リコ」ゼネラルマネジャーの宮原崇さんは「部屋の中に昔のアイドルのシールが貼られていたり、やたらと『火の用心』の貼り紙があったりと、当時の雰囲気が懐かしく感じられて逆に新鮮だった。各所に残る昭和の共同住宅の雰囲気を楽しんでもらいたい」と話す。
当日は飲食店や雑貨店など14店が出店するほか、ヨガ教室やクリスマスカラーを使った貼り絵ワークショップ、ライブが行われる。夜には会場を移し「リコ」屋上で映画「バンクシー・ダズ・ニューヨーク」を上映する。
「リコ」マネジャーの橘麻里さんは「オープンから1年がたち、周辺住民とも距離が縮まってきた。今回のマルシェにも『行ってみようかしら』と温かい声を掛けてもらえるようになった。たくさんの人に足を運んでいただき、街全体を盛り上げていきたい」と意気込む。
開催時間は、マルシェ=11時~16時(入場無料)、映画上映=19時と21時(入場料=2,000円)。