和歌山市の市堀川沿いの「ミートビル」(和歌山市卜半町)で1月12日、和歌山の飲食業界の可能性をテーマに「マネーの虎 安田久 講演会」が開催される。主催は紀州まちづくり舎(本町1、TEL 073-425-8583)。
安田久(ひさし)さんは1962(昭和37)年生まれ、秋田県出身。1998年に刑務所をテーマにした飲食店「監獄レストラン アルカトラズ」などのエンターテインメイト型レストランを開業し、2002年からは日本テレビの起業プレゼン番組「マネーの虎」に投資家であり審査員の「虎」として出演。その後、セミナー講師、コンサルタントとして全国を回り、2004年に「郷土料理」をテーマにした飲食店をオープンした。「47都道府県47ブランド47郷土料理」のテーマを掲げ活動している。
同講演会では和歌山の食材や郷土料理も話題に入れながら、地方都市での飲食店経営をテーマに講演を行うという。
会場の「ミートビル」は空きビルだったが、昨年11月の「第3回リノベーションスクール@Wakayama」の対象物件となり、今年7月にステーキ弁当専門店がオープン。今年11月に行われた5回目の同スクールでもメイン会場兼対象物件になるなど、取り組みが進められている。
同社取締役の山本賢治さんは「人と人が出会ったり、時間を共に過ごしたりするという意味で、市街地の活性化における飲食店が持つ役割は大きい。『ミートビル』も場所の認知度は徐々に高まっているが、飲食店の増加には、『場所』だけでなく飲食店に挑戦したいと考える『人』が必要。今回の講演会が一つのきっかけとなれば」と話す。「食材の活用もテーマなので、飲食店に食材を提供する生産者など幅広く『食』に関わる人に参加してほしい」と呼びかける。
開催時間は14時~17時。参加費は1,000円(ワンドリンク付き)。定員は100人で、定員に達し次第締め切る。