和歌川漁協組合の建物を改装した食堂「WAKAYA 津屋(わかや つや)」(和歌山市和歌浦東、TEL 073-444-0525)で昨年11月、予約制の「津屋弁当」の販売を始め、地元民を中心に人気を呼んでいる。
2015年11月にオープンした同店。釜で炊いた白飯と豚汁、金山寺みそや昆布のつくだ煮、梅干しの「ごはんのお友」の「基本のごはんセット」(540円)のほか、灰干しさんまやマグロなど、和歌山の魚を使った焼き物や刺し身、おばんざいを提供する。
店長の平松利仁さんは「少しでも多くの皆さんに『津屋の味』を届けたいと思い、弁当の販売を始めた。弁当は1種に絞り、人気上位メニューをほぼすべて詰めて、いろいろな物を少しずつ食べられるよう工夫した」と話す。
弁当は2段式で価格は1,200円。上段にはメンチカツやマグロカツ、から揚げ、天ぷら、だし巻き卵、おばんざいなどのおかずが、下段にはかまどで炊いた白飯とめしの友、灰干しさばが入っている。
注文は自宅用から会食用、土産用までさまざま。特に他府県へ出掛ける際に「和歌山の味を持っていきたい」と買い求める客が多いという。
平松さんは「津屋の全体がわかる弁当なので、楽しんでもらえると思う。オープン以来、お客さまに満足してもらいたいとの一心で営業してきたが、弁当でもその思いは変わらない。ぜひ一度食べてみてほしい」と笑顔を見せる。
営業時間は、昼=11時~14時、夜=17時30分~21時。弁当予約は前日17時まで。