和歌山・広川町の白木海岸で3月12日、化石採集イベント「きのくに野外博物館 恐竜をさがせ!!」が行われる。主催は和歌山県立自然博物館(海南市船尾、TEL 073-483-1777)。
同イベントは2001年から始まり、今回で20回目。「和歌山で恐竜を見つけたい」と地学担当の学芸員・小原正顕さんが企画した。「参加者は8~9割が小学生の親子連れ。ここ数年は定員100人に対して1000人を超える応募がある同館でも人気のイベントだ」と小原さん。
当日は、県立たちばな支援学校(広川町和田)に集合し、骨の化石の見分け方や観察方法を学んでから、海岸で石を割り化石を探す。参加者が見つけた貝や植物の化石は持ち帰ることができるが、恐竜のほか脊椎動物の歯・骨などの貴重な化石は同館に寄贈する。
小原さんは「過去には日本最古となるネズミザメ類の歯化石を発見した子がいる。化石や恐竜は普段の生活の中では縁遠いと思いがちだが、案外身近に探すことができるので、たくさんの人にチャレンジしてもらいたい。新種の発見も期待している」と呼び掛ける。
開催時間は10時~13時。参加無料。定員=100人。申込受付は2月26日まで。応募多数の場合は抽選。