和歌山市立和歌山高校近くの雑貨店「COCORO KIDS(ココロキッズ)」(和歌山市園部、TEL 073-460-5472)が移転して2カ月がたった。
店内の内装や什器は夫妻の手作り。移動販売に使うワゴン車も置かれている
オーナーの山本絢心(じゅん)さんは元大工。木工作品の作家としても活動し、東京などの雑貨店に作品を委託販売してきた。妻の佐紀さんが、雑貨店巡りが趣味だったことから2人で雑貨店立ち上げることにしたという。店名は「何歳になっても、子どものころのワクワクするような心を持ち続けてほしい」という思いを込めた。
移転先は2年営業してきた店の隣のテナント。店舗面積は25坪で約3倍になった。
佐紀さんは「これまでは店内の通路ですれ違うのも難しかった。広くなり売り場にも開放感ができたので、取扱商品も増やした。従来のメルヘンな雰囲気の商品に加え、男性向けのファッション小物やアクセサリー、子ども向けのスタイなどの雑貨も徐々に増やしているので、家族そろって楽しんでいただけると思う」と笑顔で話す。
店内には絢心さんの作業場も設け、制作風景を見学できるようにした。「市販の木製家具も、少し手を加えるだけで面白味が出てくる。子どもたちが木と触れ合う機会を増やしていきたい。今後は、夏休みの工作の相談に乗ったり、ワークショップを企画したりしていきたい」と佐紀さん。
営業時間は12時~19時。月曜・日曜・祝日定休。