JR和歌山線沿線で「サイクリング&トレインマップ」の配布が始まって1カ月がたった。発行は和歌山県と和歌山市、岩出市、紀の川市、かつらぎ町、橋本市、JR西日本和歌山支社で構成する「和歌山線活性化検討委員会」。
自転車を解体したり折りたたんだりして袋に入れ、列車で移動する「輪行」の乗客に向け企画した同マップ。JR西日本では、規定サイズ・重量に収まれば無料で車両内に持ち込める。
同マップには沿線の飲食店24店、温泉・日帰り湯5カ所、地場産品販売所6カ所、観光スポット5カ所を掲載するほか、自転車店7店や「岩出粉河周辺のんびりグルメ満喫コース」「紀の川サイクリングロード満喫コース」などのモデルコースも紹介する。
JR西日本和歌山支社の福山和紀さんは「マップ作成に当たっては、実際に輪行し、駅からモデルコースをサイクリングした。サイクリング初心者や家族連れでも楽しめるコースとなっている。県が整備したサイクリングロードは信号のない直線区間もあって本当に気持ちよかった。ぜひこれからのシーズン、当マップを片手に輪行の旅を楽しんでほしい」と呼び掛ける。
同委員会ウェブサイトと掲載店ほかで配布している。2018年3月まで。