和歌山初の義務教育学校で入学式 秋元康さん作詞の校歌披露も

4月1日に開校した伏虎義務教育学校第1回入学式

4月1日に開校した伏虎義務教育学校第1回入学式

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 和歌山市立伏虎(ふっこ)義務教育学校(和歌山市鷺ノ森南ノ丁)で4月11日、第1回入学式が行われた。

ピカピカの新入生を迎えるピカピカの教室

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 同校は、本町・城北・雄湊(おのみなと)小学校3校と伏虎中学校が統合した、和歌山県初の公立小中一貫校。小学校6年間を前期課程、中学校3年間を後期課程とし、9年間同じ学舎に通う。本年度は新入生79人を迎え、全校児童・生徒は674人となった。

 この日行われた入学式では、保護者と在校生が大きな拍手で迎える中、9年生に手を引かれた新入生が入場した。

 在校生が披露した校歌「伏した虎よ」は、和歌山市出身の音楽家で東京芸術大学学長の澤和樹さんが作曲を担当し、同大学客員教授でAKB48プロデューサーの秋元康さんが作詞したもの。2月13日に澤学長が和歌山市を訪問し、尾花正啓和歌山市長に校歌を贈呈、4校でそれぞれ新しい校歌を練習してきた。

 林素秀校長は「地域の皆さんと卒業生の大きな願いが集まり、伏虎義務教育学校が開校した。本校では、心豊かで、自ら学び、夢と希望を持ってたくましく生きる人間の育成を教育目標に掲げている。伏虎の子どもたちのため、支援と協力をお願いします」とあいさつした。

 新入生の保護者からは「9年間一環の教育に期待している」「少子化だが合併で人数が増えた環境がよい」「新しい教育を受けたい」といった声が聞かれたほか、「合併で通学時間が15分から30分になってしまった」という声もあった。

 最後に林校長が「皆さんは今日から伏虎の1年生になります。明日からお兄さんお姉さんと一緒に元気に登校してください」と呼び掛けると、新入生は大きな声で「はい」と胸を張っていた。

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